日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が沖縄県国頭村で行われている秋季キャンプでもマイペースぶりを発揮し、周囲を驚かせている。

 これまでも、おっとりした性格の清宮は数々の逸話を残してきたが、今オフの沖縄でも新たな“大物エピソード”を量産中だ。秋季キャンプでは毎年、監督や選手らがサインの寄せ書きを行い、練習先の球場に記念として飾られるのだが、そこでハプニングは起きた。

 監督と清宮を含めて残りはあと数人というところで清宮がサインする出番に。余白も残り少なくなっていたことから、清宮は色紙の一番上に空いていたスペースにサインを記そうとしたが、スタッフからはすかさず「そこは栗山監督のスペースです!」。毎年、上段中央は監督がサインすることになっており、暗黙の了解で空白となっていたのだ。危うく清宮はそこに堂々とサインしてしまうところだった。

 話はそれだけではない。沖縄滞在中の宿舎でのこと。清宮は年の近い平沼や郡ら先輩選手と相部屋になった。先輩らとの共同生活は何かと気を使いそうなものだが、平沼は「あいつが一番(部屋で)うるさいですよ」。歌が大好きな平沼は「自分が(部屋で)歌っていると、清宮が突然かぶせてくるんですよ。1人で野球の応援歌とかを歌ったりもしてますし…。(歌の実力は)まだまだですけどね(笑い)」と清宮の意外な一面を打ち明けた。

 高卒1年目ながら、グラウンド外でも常に話題の中心にいる清宮。注目ルーキー・吉田が入団しても、大物ぶりは先輩として負けない。