西武の誠意に感謝も 炭谷は巨人FA移籍有力

2018年11月06日 16時30分

FA権行使の意思を固めた炭谷

 西武・渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(53)ら幹部が5日、都内で菊池雄星投手(27)、炭谷銀仁朗捕手(31)と面談した。菊池とはかねて希望していたポスティングシステムによるメジャー挑戦意思を再確認し、手続きを進めていくことで合意した。

 一方、2014年、17年に続き3度目のFA残留交渉に臨んでいる炭谷は態度を保留したという。しかし、その腹は「行使」で固まっており13日までの申請期間内に書類を提出する方向だ。

 西武側とはすでに2度の残留交渉を行い「どうしても必要な戦力」と慰留されている炭谷は「(今年が)一番スッキリしている。こっちが求めているのは(金銭)条件ではないですから」と球団の誠意に深く感謝する。

 しかし、一方で現場は5年目の森友哉捕手(23)の優先起用にかじを切っており、炭谷の起用は昨年の104試合から47試合に激減。来季以降も「横一線の競争」は望めず、「そこの判断ですよね」(炭谷)。森の控えを受け入れるか、正捕手争いのできる環境に移籍するかの決断を迫られていた。

 宣言残留の可能性も若干残しながら、手を挙げた場合の移籍先最有力は巨人。シーズン中から楽天も嶋に代わる正捕手候補として炭谷を調査してきたが、巨人側の動きが活発になってきたことを察知して撤退ムードも出てきている。ともあれ、炭谷が望んでいる条件が「競争させてもらえる環境」にあることに違いはない。