阪神・ロサリオ残留へ必死 年俸値下げ交渉実を結ぶか

2018年10月30日 16時30分

11月に帰国したロサリオ

 今季限りの解雇が濃厚となっている阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が必死の「値下げ交渉」で来季残留をもくろんでいる。来日1年目の今季は大砲として期待されながらも打率2割4分2厘、8本塁打、40打点と低迷。目下、帰国中の身だが、何と「来年も阪神でプレーがしたい。年俸(3億4000万円=推定)の半分以下でもいいから契約してもらいたい」と球団に再三要請しているというのだ。

 自らをそこまで値踏みして残留を目指すのは異例のこと。これもロサリオを慕うナインの間から「このまま終わる選手じゃない。日本の野球が分かったと思う。2年目はやってくれる」と期待されているからで、実際、打てなくてもロサリオの株を上げた“一件”もある。

 不振で1度目の二軍落ちをしている際、ロサリオは視察にやって来た金本知憲前監督(50)に話し合いの場を求め「オレの打撃フォームはもういじらないでほしい。必ず打つからそうしてほしい」と直訴。当時の鉄人に物申すなどご法度だった。ロサリオの不振は首脳陣の指導力不足もあり、ナインは「よく言った」と感心していたという。フロントの一部からも「ロサリオをスペアで置いとけばいい」との声も出ているのも確かだ。

 ある球団幹部はロサリオの去就に「まだ決定はしていない。本人はこのオフにウインターリーグに参加して体調管理にも努めると言っている。かなりの減俸ものむ覚悟でいることは聞いている」とだけ話したが、前途は暗い。すでに球団は来日3年目のマルコス・マテオ投手(34)ら他の助っ人も残留させない方針を固めており、新外国人補強でダスティン・アクリー外野手(30=エンゼルス3A)らを候補として調査を進めているという。

 阪神は今季、最下位↓金本解任↓ドラフト惨敗…と負の連鎖が止まらない。チーム内の「次は(新たな)外国人選手で失敗しなければいいが…。ロサリオをどうするのか、しっかりと検討したほうがいい」の声はその通りだろう。果たしてこのまま解雇となるのか、注目だ。