
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手(32)が、ジャーナリスト・安田純平さん(44)を擁護した。
シリアの過激派組織から3年4か月ぶりに解放され、帰国した安田さんに対しては無事を喜ぶ声とともに、その言動に否定的な見方も出ている。
過去のツイッターでは危険地帯での取材活動を「自己責任」と強調。
また、解放後、トルコ南部からイスタンブールへと向かう機内でNHKの取材に対し、解放された瞬間の心境について「とにかく荷物がないことに腹が立って、ということと、トルコ政府側に引き渡されるとすぐに日本大使館に引き渡されると。そうなると、あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかった」などと語ったことも一部で反発を招いている。
ダルビッシュは「危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ! と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります」とツイート。
現場では予測不可能なことが起こる可能性に言及し「映画だと『ルワンダの涙』が理解しやすいと思います。ただかなり過激な描写もあるので気をつけてください」と訴えた。