西武 ドラフト1位指名は当日に最終決断

2018年10月24日 20時58分

渡辺シニアディレクター

 西武は24日、都内で最終のスカウト会議を開き、ドラフト1位候補を大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)を含む2人に絞り、最終決断を当日25日に持ち越すことを明らかにした。

 渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(53)は報道陣に対し「結論からいうと、明日まで持ち越すということ。今年はちょっと難しい。(結論を)持ち越すのは2人です」と対応した。

 続けて「普通に考えたら当然、今年の場合はピッチャーということになる。そういう中でも数年に一度というぐらいのポテンシャルを持った野手もいるので、そういうところで熟考しようかな」と超高校級野手・根尾が最終候補に残っていることを示唆しながら、最終決断は当日、他球団の動きを見極めながらになると話した。

 10年ぶりのリーグ優勝を果たしながらチーム防御率はリーグワースト4・24という現実を考慮し「もう一人」は投手と考えられるが、西武が根尾に固執するのは「いい野手はいる時に獲れ」という故根本陸夫本部長時代から残る不文律があるからだ。

 現場には「源田に何かあった時に代わる選手がいない」という危機感があり、まだ線の細い2年連続フルイニング出場遊撃手のバックアップ要員、将来の後釜を今から用意しておくべきという声がある。

 また、このオフには源田の二遊間の相棒、浅村栄斗内野手(27)がFA移籍する可能性もある。その危機感に対応する願ってもない存在が今ドラフトナンバーワン野手の根尾だ。

 西武にはまた「遊撃が守れれば捕手以外の内外野はどこでも守れる」という考えが浸透しており、すでに外野も高いレベルで守っている根尾のユーティリティーぶりは外崎に匹敵する高い評価を得ている。

 投手はノドから手が出るほど必要だが、高校生に逸材が抱負な来年に比べれば小粒感は否めない。毎年出てくるレベルの投手に行くなら…。野手王国・西武の本音は5人目の大阪桐蔭野手の指名にこそありそうだ。

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