原新監督「“個人軍”ではなく“巨人軍”で戦う!」

2018年10月24日 16時30分

厳しい表情で決意を語った原辰徳新監督

 巨人は23日、東京・大手町で記者会見を開き、次期監督として原辰徳氏(60)の復帰を正式に発表した。

 次世代につなげたはずが、再び回ってきた指揮官の座。原新監督の胸中は複雑だったが「しっかりと戦いに臨むエネルギーがひしひしと湧いてきているという現状です」と気持ちを切り替え、闘志をみなぎらせた。

 組閣は大きく動いた。一つは宮本和知氏(投手総合コーチ)、元木大介氏(内野守備兼打撃コーチ)をはじめとする、コーチ未経験の人材を多く登用した点。そして、二軍、三軍のコーチ陣を振り分けなかったことだ。

 原新監督は「私の中では最高のスタッフ」と前置きし「補い合うことが大事な作業。経験がいい方向に働くこともあれば、マイナスに働くこともある。その部分はジャイアンツが置かれている立場が分かった状態で来季に向かうと」。さらにファームのコーチ陣についても「チームが一つになるために、シャッフルしながら刺激をしながら、コーチの中でも競争することが必要」と次世代の指導者育成も視野に入れていることを示唆した。

 会見が佳境に入ると、新監督の言葉も熱を帯びた。来季のキーマンについては「まず、戦うチーム、目標を定めたチームが大事。そのメンバーに値する選手は誰なのか。言葉は適切ではないかもしれないが『巨人軍』でなきゃいけない。『個人軍』であってはならない」と独特な表現がさく裂。さらに宮本氏のコーチ就任について「野球に対する情熱、知識は非常にずぬけていると思っている。しかし、彼は現状、非常に『稼いでいる』わけですね。ジャイアンツのコーチが(収入が)どうだこうだということではなくて(コーチ要請の)話を持っていったときにはお金の『お』の字も出さずに『ぜひ、挑戦させてくれ』と」と語り、笑いを誘った。

 厳しい実力至上主義を掲げながらも「勝っては喜び負けては悔しがる。『伸び伸び野球』を目標に前へ進んでもらいたい」と語った原新監督。第3次政権はどんなチームとなっていくのか。