阪神 新体制始動日に鳥谷がショート再転向直訴

2018年10月24日 16時30分

来季鳥谷の守備位置は…

 阪神・鳥谷敬内野手(37)が新体制での始動日となった23日、遊撃再転向を直訴した。直接面談したという矢野燿大新監督(49)は「トリ(鳥谷)としてはショートをやりたいということだった。トリ自身がどうしたいかが大事」とキッパリ。この2年間、三塁↓二塁とコンバート続きで苦しんだ鳥谷は「ショートの練習をするところからスタートできるようお願いをした。(レギュラーは)自分が決めることではないので、パフォーマンスを上げてあとは判断してもらえればいい」と意欲十分だった。

 ただし、遊撃のポジションでは今季62試合で打率3割2分2厘の成績を残した北條史也内野手(24)が台頭。新指揮官も「若手の成長もあるなかで、そこを鳥谷のために与えるという現状ではない」と競争になることを強調した。

 そんな鳥谷の“出戻り志願”についてはチーム内でも是非が分かれている。あるチーム関係者は「やはり鳥谷が遊撃にいるのといないのとではチームに与える影響が全然違う。いまだに人気もチーム一だし、ファンも盛り上がる」と実績、人気ともにチームをけん引する生え抜きスターの復権に期待を寄せる。

 一方で不安の声も…。「遊撃一本で勝負したいという気持ちはすごいが、これで北條などの若手に負けた場合はファーム行きになるのではないか。負担の大きい遊撃に戻ることで選手寿命にも影響しなければいいが…」(球団関係者)。金本政権での過去2年はコンバートを強いられたため打撃不振でも大目に見られた面もあった。ただ、今回退路を断ったことでプロ入り初の“二軍落ち”の可能性もある。

 この日、全員参加のミーティングで矢野監督は「今年の成績は受け止めないとダメ。ただ、今年出た数字は変えられない。これから先のことは変えられるんだ」と訓示。来季でプロ16年目を迎えるベテランの鳥谷が若手とのガチンコ勝負を制し、慣れ親しんだ遊撃の座を奪還することはできるのか。