阪神・矢野新監督 キャプテン交代の方針

2018年10月22日 16時30分

主将について言及した矢野監督

 阪神・矢野燿大監督(49)が21日、ベテランの福留孝介外野手(41)が野手組、藤川球児投手(38)が投手組で務めてきた「キャプテン」について言及。来季から次世代に交代させる方針を示唆した。

「まだわからんけど、どっちかっていうと、もう誰かに任したほうがいいと思う。孝介にしても、完全にチームとしては心の支えとなってる。何かあったときに孝介は野手をまとめチームをまとめ、球児がピッチャー陣に『こうやろう』となるのは間違いないから。その2人をあえてキャプテンってオレはしないで、次のやつが逆に自覚を持つような、そういう誰かを置いた方がいい」などと話した。

 福留も藤川もまだ実力があるとはいえ、休養日を取らせるなど年齢的にはとっくに過渡期を迎えている。それだけに「それが中堅なのか、若手になるのかわからん。俺もキャプテン背負ったことないから知らんけど、普通ではない勉強できると思う」というわけだ。

 しかし、チームの現状を考えれば厳しい。金本前監督の時代も高山俊外野手(25)、大山悠輔内野手(23)を筆頭に2年続けて活躍できた若手は皆無で、リーダーシップが取れそうな目立った中堅選手もいないというのが実情だ。

 確かに新たにキャプテンに任命したはいいが、二軍暮らしで不在となる可能性も大。こんな状況が予測されるだけに、ある阪神OBは「皆、自分のことに必死で、何よりそういうことができる性格のヤツがまずいない。監督が今回代わったんだから、たとえば鳥谷にもう一度主将をさせてみてもいいかも。気持ち的にも若返るはず」と捨て鉢的に背番号1の「再登板」まで期待したほどだ。

 23日からは矢野新体制発進となる秋季練習がスタート。すでに全選手との面談を行い、練習では個々の課題から実戦重視まで積極的に課していくが、新指揮官が欲する「次期リーダー」が出てくるのか、選手間人事にも注目だ。