迷走する中日の「三塁ベースコーチ問題」

2012年05月19日 12時00分

 中日の「三塁ベースコーチ問題」が迷走している。高木守道監督(70)は16日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で、本塁突入を指示して二塁走者の大島を憤死させた三塁コーチの平野外野守備走塁コーチに激怒。試合後、平野コーチを一塁に、三塁は一塁コーチの渡辺内野守備走塁コーチに入れ替える配置転換を通告した。しかし、その後に翻意して三塁は平野コーチでいくと再通達。17日の試合は、これまで通り平野三塁コーチ、渡辺一塁コーチの布陣となった。

 怒りに任せて三塁コーチの「クビ」を言い渡した指揮官だが、冷静になって、そこまでする必要はないと思い直したのだろう。しかし、全くの〝元通り〟とはならなかった。初回、1点を先制して、なお二死一、二塁のチャンスで井端が中前打を放ったが、二塁走者の和田を平野コーチはストップさせた。「完全にセーフのタイミング。監督があんまり怒るから回せなくなっちゃった」と、チーム関係者は後遺症だと指摘する。

 まさに鬼門になってしまった中日の三塁ベースコーチ。そんな困った状況を解決するべく、大胆な案がチーム内から出ている。それは「高木監督自らが三塁ベースコーチを務めたらいい」というもの。指揮官は、かつて中日コーチ時代に三塁ベースコーチを務めたことがあり、その際に伝説を作ったからだという。

「走者一塁でライト前ヒット。エンドランがかかっていたから一塁走者は三塁に楽々進塁できるタイミングだった。それでライトが諦めて二塁にふわりとした送球。(当時の高木三塁コーチは)これを見逃さずホームに突っ込ませて生還させたんだよ」(チーム関係者)

 くしくもその時、一塁から一気にホームインした走者が現役時代の平野コーチ。これも何かの縁だと伝説の三塁コーチ復活となれば盛り上がること間違いなしというのだが果たして…。

 

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