10年ぶりにパ・リーグ制覇を果たした西武は17日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦(メットライフ)に4―10と逆転負け。エース・菊池が指にできた血マメの影響もあり、5回9安打6失点と乱調だった。

 辻監督は試合後「(菊池は)指がおかしかった。血マメができたからスライダーが全然曲がらなかった。あれ以上投げさせたら次、投げられなくなっちゃうから」と菊池の指の異変を明かし、中4日で予定している22日、第6戦登板の可能性を語った。

 その上で5失点で逆転を許した4回の投球について「8番、9番の2人で、どっちかで(アウトを)取れなかったことでああいうふうになっちゃった。1点やっても、というところで、ウチは打線が取るんだからとならずに、2―1で逃げようとは考えていなかったと思うけど、勝ち越したから抑えなきゃと余計に力が入ったのかもしれない」と振り返った。

 第6戦の先発についても「もちろん、いかないといけないでしょう。そういうところにアイツを持っていかないと。あれだけ気合が入ってたし、本人も不完全燃焼でしょう。ちょっと心配ではあるけどね」と指の回復具合を気にかけた。

 その上で「別に打つほう(打線)はそんなに気にしていない。ナイター練習をしておけばよかったかな(笑い)。これで落ち着いてできるでしょ。さあ、ここから。あと3つ勝ったほうが勝ちでしょ」と前を向いた。