阪神から次期監督の就任要請を受けていた矢野燿大二軍監督(49)が15日、兵庫県・西宮市内の球団事務所で会見を開き、正式に受諾する意向を明かした。

「いろいろと悩みましたが、タイガースの監督をやらせていただくことになりました。本当に悩みましたが、逃げてやらない後悔より、やってみるべきと」。17年ぶりのチーム最下位で事実上の解任となった同級生の金本知憲監督の後を受けての監督就任。「今年の金本監督の大変な姿をけっこう見てたんで、このタイミングで…はと悩んだ。阪神監督という職責の重さに悩みました」と苦しい胸の内を何度も語った。

「第34代阪神監督」となった矢野監督に揚塩健治球団社長(57)は「お受けいただいてホッとしているのが正直なところ。ファンが喜んでもらえる試合をお見せできるチームにしてもらいたい。矢野監督の持ってる力に託したいということ。金本路線を引き継げるのは矢野監督と思うので、ぜひご健闘していただきたい」と話した。