巨人が原辰徳氏に監督就任を要請 「前向きに考えます」と受諾の意向

2018年10月10日 17時07分

正式に監督就任要請を受け読売本社を出る原辰徳氏

 巨人は10日、球団特別顧問で前監督の原辰徳氏(60)に来季の監督就任を正式要請したことを公表した。東京・大手町の球団事務所で、山口寿一オーナー(61)が「原さんに会って来季の監督を要請しました。だいたい方向は固まったと思っています」と明かした。

 オーナーとの会談後、原氏も報道陣に対応。慎重に言葉を選びつつも「前向きに考えますと申し上げた」と受諾の意向を示したことから、2015年以来となる“第3次原政権”の誕生が決定的となった。

 ただしチームの戦いは現在も続いている。高橋由伸監督(43)は今季限りでの辞任が決まっているが、チームは前日(9日)に3位でCS進出を決めた。山口オーナーは「今は高橋監督とチームを全力で支えたい」としており、原氏の監督就任は全日程終了後に正式発表される見通しだ。

 とはいえ、これを機に新体制への移行は粛々と進む。仮に日本シリーズに進出しても、25日のドラフト会議には原氏が球団の“顔”として出席する。山口オーナーは「原さんは現在、球団特別顧問という立場にある。その立場でドラフト会議など来季の体制作りに関して携わっていってもらおうと考えている」とした。

 原氏も「来季という部分で、スタートはドラフトかなと僕はいつも感じている。非常に大事なものだと思う」と応じると、自身がくじ引き役を務めるかについても「どうでしょうか?」とニヤリとし、否定しなかった。

 ドラフト戦略策定を含むチーム編成業務の責任者である鹿取GMは更迭必至の情勢。球団はGM制度自体の廃止も検討している。山口オーナーが「フロントとチームが一体となって立て直しが必要。原さんにはそうした役割を期待している」としたことからも、原氏にはチーム編成、運営面における“全権”が委ねられる見込みだ。