キヨシの軽口で目覚めた獅子軍団

2012年05月18日 12時00分

 DeNAは17日、西武に0−3で完敗。新生球団として初の交流戦は連敗スタートとなった。16日はピタリと止まっていた主砲が覚醒。2回に125打席ぶりの2号先制ソロ、同点後の8回にも3号決勝2ランと復活の〝おかわり弾〟を放った中村剛也内野手(28)に、全打点を叩き出される屈辱を味わった。17日は先発の左腕・藤井が大誤算。中畑監督はかつて最多勝に輝いたこともあるベテランの経験に期待したが、味方の拙攻に足を引っ張られ、初回にいきなり3失点。これが最後まで響き、10度目の完封負け。借金は今季最多「12」に膨らんだ。

レオ軍団には次の対戦でも苦戦するのは確実。というのも中畑監督が口にした数々の〝失言〟が、西武ナインの怒りの導火線に火をつけたのだ。

 中畑監督はセ最下位に沈む自らのチームと、開幕から低迷が続く西武を同格扱いし「ライバルは西武だけだな」「西武に、先に(今季)10勝された」などと発言してきた。

 レオ戦士はこれにカンカン。ある主力選手は「選手はみんな『冗談じゃない』と怒っていた。開幕直後は投打がかみ合わなかったけど…。自分たちは優勝するつもりでやっている!」と怒りをぶちまけた。

 もちろん、これらはすべて中畑監督のリップサービス。西武・渡辺監督と付き合いの深い間柄だからこそ発した悪意のないジョークのつもりだった。しかし西武ナインにとっては、4年連続でセ最下位のチームから「ライバル」と一方的に宣言されて気分がいいわけがない。どう考えても、はなはだ迷惑なだけだろう。

 前出の選手は目をつり上げながら「DeNA戦は全部勝ちにいく」と宣言。中畑監督の不用意な発言で、獅子を深い眠りから覚ましてしまったようだ。