「ポスト城島」はブラゼルと今成

2012年05月19日 18時00分

 阪神に早くも〝ポスト城島〟が現れた。これまでベンチを活気づけてきた城島健司捕手(35)が11日に左座骨神経痛で一軍登録を抹消。チームにとって痛手だが、代わってクレイグ・ブラゼル内野手(32)と今成亮太捕手(24)が新ムードメーカーとして奮闘中だ。

 今季から一塁手に挑戦中の城島はベンチスタートが多かったが、新井良と並ぶムードメーカーとして、試合前の円陣で笑いを取ったり、ベンチで大声を張ったりとチームをもり立ててきた。貢献度を考えれば今回の離脱は〝戦力ダウン〟に違いないが、一方でブラゼルと今成が城島ばりに奮闘しているという。

 まずは城島と一塁手争いを繰り広げてきたブラゼルだ。「最近は日本の笑いが分かってきたのか、今まで以上にはしゃいでいる。この前も試合前に、バットの滑り止めに使う粉を他人に塗りたくっていた」(チーム関係者)。そんなブラゼルに触発されたのか、いじられキャラのイメージが強い新井貴まで周囲に〝パウダー攻撃〟を始めたとか。打率2割9厘(15日現在)と打撃は低調なブラゼルだが、チームの雰囲気作りに一役買っている。

 また、4月末に日本ハムからトレード移籍してきた今成も貴重な〝新戦力〟だ。先週の新潟、横浜遠征から一軍に合流したばかりで、まだ出場機会はない。なのにすっかりチームになじみ、ベンチでは城島に負けないぐらい気合が入っている。

「試合中にでかい声がしたんで思わず振り向いたら今成だった。序盤はブルペンに行ってるのか姿が見えないけど、終盤にベンチにいる時はよく声を張り上げている」とチーム関係者は感心する。

 元気のよさは生まれ持ってのようで、日本ハムのスコアラーで父・泰章氏も「人前でも物おじしないのはいいんだけど、ちゃんと空気を読みなさいとは言ってるんです」と苦笑するほど。交流戦は3年連続で負け越し中の阪神だが、相変わらずの明るい雰囲気がプラス材料になるのは確実だ。