村田修一が引退を正式表明 涙流し「野球人生に悔いはありません」

2018年09月09日 20時28分

ファンに別れを告げる村田修一

 横浜(現DeNA)、巨人で活躍し、BCリーグ栃木所属の村田修一内野手(37)が9日、現役引退を正式表明した。

 男・村田が万感の男泣きで野球人生に幕を下ろした。群馬との今季最終戦(小山)の試合後に行われたファイナルセレモニー。村田はファンに向けて「今日をもって私は現役を…」と涙で言葉を詰まらせながら「引退します」と宣言した。

 同球場史上最多6025人超満員に膨れ上がったスタンドからは、すすり泣きが漏れ「(引退と)言わないでくれ!」「辞めないでくれ!!」などと悲痛な叫びも上がったが、村田の決心は揺るがなかった。

 最後も全力プレーで駆け抜けた。試合では4打席目に痛烈な中前打を放ち、5打数1安打。フルスイングを貫き、ファンはもちろん、栃木ナインも村田の勇姿を、その目に焼きつけた。

 ファンだけではなく、苦楽を共にした仲間や同僚、両親、そして支えてくれた家族に、村田はありったけの感謝を伝えた。頬を伝い落ちる涙を拭いながら「村田修一の現役生活は今日で終わりますが、人生はまだまだ終わりません。30年間の野球人生に悔いはありません。長い間、ご声援をいただいて誠にありがとうございました」とスピーチを締めくくった。

 胴上げで10度宙を舞った栃木の背番号25。チケットは試合前に完売し、球場外では特設のパブリックビューイングも行われた。前巨人の矢野(日本ハム)と坂本勇(巨人)が中心となり、巨人ナインらの名前が記された特大のフラワーボードや多くのメッセージが届けられ、試合前には東福岡高や日大、横浜時代の仲間もサプライズ訪問。元横浜監督の大矢明彦氏もセレモニーに駆けつけた。

 横浜、巨人、栃木のユニホームを着た3人の息子から花束を受け取ると、涙腺は完全に崩壊。ファン、仲間に愛された村田は鳴り止まない「村田」コールの中、静かにバットを置いた。