イチローに初被弾 黒田「勉強になった」

2013年02月23日 10時46分

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの黒田が21日(日本時間22日)今キャンプで初めてフリー打撃に登板。イチローに痛烈な一発を浴びた。主力4人を相手に25球を投げ、安打性の打球は2本の柵越えを含み5本だった。

 イチローとの最初の対戦は5球を投げ、いい当たりは許さなかった。しかし、2巡目は初球を右中間へ痛打され、2球目の甘いツーシームをライナーで右翼席に叩き込まれた。メジャー移籍後、イチローは6打数で内野安打1本に抑えており“初被弾”。黒田は内角のボールからストライクに入ってくる球をイメージして投げたが、イチローの内角を厳しくえぐるわけにもいかず、絶好球になった。「どういう反応をするかなと思って投げてみたかった。さすがというバッティングをされたし、もう貫禄負け。完璧に打たれたんで逆に気持ちよかった。いい勉強になった」と黒田は脱帽だ。

 一方、イチローは「見てる人が盛り上がってたからね、ちょっと。トータルでおもしろかった」と黒田との対決を楽しんだ。本塁打の後にファンから歓声が飛ぶと、両手を万歳のように上げて応えた。

 黒田のこの日のテーマは、ストライクゾーンに投げる球種を全て試すことだった。イチロー以外にもグランダーソン、ガードナーらと対戦。新加入のファン・リベラにも左翼席へ放り込まれた。黒田は「この時期にしてはまずまずだったと思う。体的に不安なく投げられている」。調整は順調のようだ。