阪神は25日の巨人戦(東京ドーム)に0―6と完敗。2試合連続、今季9度目の完封負けで3連敗となった。

「一発に気をつけていきたい。最少失点で抑えていく」と話していた先発・小野が初回、岡本に先制2ランを浴びるなど4回4失点KO。打線は巨人のエース・菅野の前に力なく凡打の山を築くだけだった。チームは3カード連続の負け越しと再び勢いを失い、宿敵・巨人には2012年から屈辱の7年連続負け越しが決まった。

 開幕前のファンミーティングで、金本監督は「ファンが望んでいるから倒したいのは巨人です!」と宣言した。しかし、現実は厳しい。監督に就任して2年間勝ち越してきた恒例の長期ロードも、11勝12敗となり、1試合を残して勝ち越しはなくなった。

 特効薬は見つからず、試合後も「巨人に負け越し? うーん、巨人だけが相手じゃないから…」と言葉を振り絞るのが精一杯だった。