また不発のロサリオに元阪神コーチ・正田耕三氏が“来季残留への一喝”

2018年08月25日 16時30分

3タコに倒れたロサリオ

<巨人2-0阪神(24日)>このままダメならその先は…。阪神の“悩める主砲”ウィリン・ロサリオ内野手(29)が、24日の巨人戦(東京ドーム)で4試合ぶりにスタメン復帰したが、力なく3打数無安打1三振で終えた。東京ドームは今季3本塁打と相性はいいはずが、育成枠出身で推定年俸450万円の巨人・メルセデスに手玉に取られる始末…。「彼の投球は良かった。球に勢いがあった。でも、試合に出ている以上言い訳にはできない」とぶぜんとした表情で今季8度目の零封負けを振り返った。

 期待される一発は7日の巨人戦以来、13試合も音なしで打率2割4分5厘、8本塁打、40打点(24日現在)。打順降格はもちろん、今やスタメンを外されることも珍しくなくなったロサリオに、金本監督も「ちょっとしんどいわな」と多くを語ることもなくなった。そうした“空気”からチーム内では「最近の監督のロサリオの扱い方は非常に気になる。もう使いたくないというか…。今日は福留の休養もあって試合には出たけど、見限った感じも出始めている」と何とも物騒な声までささやかれるまでになった。

 まさに絶体絶命…。そんな“悩める主砲”に来季残留するための「最後の一喝」を放ったのが、元阪神コーチでロサリオの韓国プロ野球時代の恩師でもある現韓国KIAタイガース・正田耕三打撃コーチ(56)だ。

「こういう状態になって今から焦ってもダメ。焦りは冷静さを失うから、初心に帰り、大きいのはもう狙わないこと。本塁打を打ってもソロなら1点だけ。それよりも走者を進める右打ち、タイムリーを2本打って貢献する。後は印象を悪くしないこと。たとえば一塁への全力疾走、助っ人でもベンチで大きな声を出すことは重要だ」

 さらに、金本監督との関係についても「長い間二軍落ちさせられたこととか恨みに思わないこと。オレだって同じ状況なら落としている。後になって分かることもある。来年の去就は微妙だろうけど、早く金本の親心に応えることが大事。もともと、年俸3億4000万円ももらえる選手じゃないんだから!」とまで言い切った。

 これにはロサリオも「励みにする。まだまだ頑張るしかない」と呼応したが…。いずれにせよ、この時期までロサリオを再生できなかった金本監督ら首脳陣の責任も当然ある。ロサリオの最後の意地が見たいところだが、果たして…。