エンゼルスの大谷翔平投手(24)は20日(日本時間21日)、アリゾナ州テンピの球団施設で右ヒジ故障後初の実戦形式の投球練習を行った。非公開でマイナーの2選手を相手に投げた。

 チームは21日(同22日)からのダイヤモンドバックス2連戦のため、同州フェニックス入りしている。オフだったこの日、大谷はオープン戦でもマウンドに立ったディアブロ・スタジアムに移動。ナギー投手コーチ、トレーニングコーチらが見守る中、マイナーリーグの左右の打者2人に対して3打席ずつ、延べ6打席で計29球を投げた。最速や打席結果などの詳細は不明だが、球団によると「すべて順調」だという。

 大谷は11日(同12日)に故障後初ブルペンに入り、捕手を立たせたまま23球を投げた。13日(同14日)は捕手を座らせて33球。15日(同16日)は打者を立たせて投球練習。ブルペンで35球投げてから2回を想定し、休憩を挟んで15球と18球を投げた。徐々に段階を上げている大谷。今季中の二刀流復活へのカウントダウンに入った。