【高校野球】大阪桐蔭が史上初2度目の春夏連覇に王手 西谷監督「明日勝たないと意味がない」

2018年08月20日 18時41分

好守を披露した根尾

 第100回全国高校野球選手権大会第15日(20日、甲子園)、準決勝第1試合で大阪桐蔭(北大阪)が済美(愛媛)を5―2で下し、史上初となる2度目の春夏連覇に王手をかけた。

 まさに王者の貫禄だ。2回に1点を先制されながらも、4回に制球が乱れだした済美のエース・山口直を攻め立て、無死二、三塁から7番・山田の適時打と捕逸で逆転に成功。5回表に一塁手・石川の悪送球から追いつかれたが、その裏、二死満塁の好機をつくると、石川がエラーの汚名返上とばかりに中前へ2点適時打を放ち、これが決勝打となった。

 投げては先発したエース右腕・柿木が好投。10奪三振、6安打2失点で完投し「状態はあまり良くなかったけど、みんながよく守ってくれたので気持ちを切り替えていった。いい意味で一人でやってやろうという気持ちで投げた」と振り返った。

 守りでは遊撃を務めた根尾が何度も好守を披露。中堅の藤原も2回に見事なノーバウンド送球で二塁走者を本塁でタッチアウトにするレーザービームを披露して、甲子園を沸かせた。

 西谷監督は「柿木は背番号1をつけたプライド、責任感、経験を見せてくれた。藤原の(レーザービームも)あれも大きかった。昨年8月19日に負けて、昨年の今日(8月20日)から新チームがスタートして、絶対に春夏連覇をしようと誓ってやってきた。やっと決勝まできたので、ここまできたら、部員63人の全員の力を合わせて必ず日本一になりたい」と言い切った。

 決勝戦は金足農(秋田)のプロ注目の剛腕・吉田を攻略できるかがカギになる。指揮官は「精神的にもタフでスタミナも体の力もある。近年で見た投手の中でもすごくて、高校生としては一級品なのは間違いない」と実力を認めつつも「全てがベストボールではないと思うので、打てるボールをしっかり打っていきたい。今までOBたちもそういったすごい投手と対戦して勝ってきている。このチームも乗り越えられると思う。明日勝たないと意味がない。先輩の悔しい2年分の思いを持って春夏連覇したい」と意気込みを見せた。