愛くるしい笑顔が魅力的な鳥取城北の山根愛華さん(3年)は一風変わった「音フェチ」だ。練習で汗を流す選手たちが使用する野球道具から聞こえてくる音が大好きだという。フリー打撃などで「カキーン」と響きわたる金属バットの打球音や「パシッ」という捕球音を聞くと、ついうっとりしてしまうそうだ。

「野球の練習を見守りながら打球音や捕球音が聞こえてくると、心の中で『おおっ』と思いながらうれしい気持ちになってくるんです。やっぱりそのどれもが一生懸命、選手たちが全力で頑張っている結果の『音』ですからね」。ベンチ入りメンバーの「音」であれば、目をつぶっていても「だいたい、その主が誰だか分かります。『あ、これはきっと○○クンの打球音だ』とか、そういう感じで」というからスゴい。

 同校の女子マネジャーは5人。135人を擁する県下髄一のメンバーを支える“五輪の花”として日々、懸命なサポートを続けた。