第100回全国高校野球選手権大会(甲子園)第16日の20日、東北高OBで日米通算381セーブを記録した佐々木主浩氏(50)が、準決勝第2試合の済美(愛媛)―大阪桐蔭(北大阪)戦前に行われた「レジェンド始球式」に登場。現役時代の代名詞であるフォークではなく、力のこもった直球を投げ込んだ。

 久々に聖地のマウンドに降臨した大魔神は「昔を思い出した。投げやすいですね」と甲子園の感触を存分に味わった。1か月前から筋トレで体をつくり、1週間前からは投げ込みを行い「いつもの始球式とは違う態勢で来ましたから」と気合満点だった。本番は、左打者の内角高めに見事なストライク投球。「一日だけ」だったというが、親友である清原和博氏(51)を相手に投げ込んできた成果を発揮した。