ソフトバンク し烈な“誘致合戦”

2013年02月20日 16時00分

 ソフトバンクでし烈な“誘致合戦”が繰り広げられそうだ。キャンプ休日となった19日、武田とともに地元・宮崎の観光PRのCM撮影を行った寺原が宮崎での公式戦開催実現を“マニフェスト”に掲げた。ホークスの「九州巡業」は熊本、鹿児島遠征が恒例となっている。そこに割って入ろうというのだ。実は内川、今宮の大分組、ドラフト1位・東浜、新垣の沖縄組も地元開催を熱望しており、水面下で今後、白熱した“綱引き”が行われるのは確実だ。

 オリックスからFA移籍して、7年ぶりにソフトバンクに復帰した寺原が、武田とともに地元・宮崎の観光をPRするCMの撮影に臨んだ。

 後輩・武田とのタッグで宮崎の観光大使役としても期待が集まる右腕は、地元貢献にもやる気満々。「宮崎でも公式戦があればいいですね。球場もあるし、人も集まると思う」。2008年以来、行われていない宮崎での一軍公式戦開催を“マニフェスト”に掲げた。

 とはいえ地元への誘致活動を行っているのは、寺原・武田の宮崎組だけではない。内川も大分での地元開催を強く熱望している。オフにはナイター開催が可能な別大興産スタジアム(大分市)で少年野球大会を主催しており、同じく大分出身の今宮がチーム内で頭角を現しているという事情もある。

「今宮と僕が頑張って、大分で公式戦という話が出てきたらと思います。横浜の時(08年)に1回やったが、そのときは負けてしまった。勝ちたいという思いがある」と意気込みを語っている。

 宮崎組、大分組に続く“第3勢力”となるのが、東浜や新垣の沖縄組。東浜は「活躍して沖縄をアピールするような役割もできたら」と地元開催への希望を公言している。今季は新垣と共に“ウチナー旋風”を巻き起こせば、距離的ハンディを吹き飛ばすこともできるだろう。

 現在は秋山監督や松中の出身である熊本と鹿児島の「九州新幹線シリーズ」が恒例となっている。球団の“地方開催枠”が埋まってしまったわけではないが「現実問題として、1年に組める地方巡業の数は限られています」(営業関係者)。3つの組の希望を全てかなえるのは難しそうだ。

 内川&今宮の大分か、寺原&武田の宮崎か、東浜&新垣の沖縄か…。自身の活躍が地元開催のカギを握る可能性もあるだけに、ハイレベルなチーム内バトルが期待できそうだ。