西武は16日のオリックス戦(メットライフ)に延長12回の末、1—1の引き分け。2位・日本ハムとの差は5・5ゲームに広がり17日から本拠地で直接対決を迎える。

 1点を追う8回、山川の34号ソロで同点に追いつき、さらに二死一、二塁から代打・栗山の右前打で本塁を狙った二塁走者・森のタッチプレーが一度は「セーフ」の判定を受けた。しかし、オリックス側のリクエスト要求で判定が覆り「アウト」に。逆転とはならず、この判定が試合のアヤとなった。

 辻監督は検証後の“抗議”について「セーフって言ってからキャッチャーが(森を)追ったけど、『タッチしたのか?』という確認をした。あの(判別不能な)映像見てたわけでしょ。分からないはずだよ。じゃあ、セーフにしろよ(笑い)。検証に関しては抗議できない。だから(その後で)『タッチしてないんじゃないの?』と確認に行ったの」と、抗議ではなく確認のための行動であったと説明していた。

 一方、試合に関しては「今井はブルペンでは荒れてたけどゲームをしっかりつくった。やっぱりディクソンがよかったね。カーブ、スライダーのキレがあったし、強気にインコースを攻められた。今日みたいな投球をされたら、なかなか打てない」と相手先発に白旗。続けて「その後を(4人の)中継ぎが頑張ってゼロに抑えてくれたおかげで引き分けにつながった。(明日からの日本ハム戦は)変わらず精一杯頑張ります」と結んだ。