第100回全国高校野球選手権大会(16日、甲子園球場)が行われ、四国対決となった第3試合は済美(愛媛)が高知商(高知)を3—1で下して、14年ぶりの8強進出を決めた。

 エース・山口直(3年)が9回1失点で3試合連続完投。県大会から全8試合を完投している171センチの小さなタフネス右腕は「疲労は特に感じなかった。四国対決で負けられなかった。次は完封してチームに貢献したい」と、次戦も先発完投にこだわりを見せた。

 今大会3試合414球を投じている鉄腕。首脳陣はメディカルチェックの結果を踏まえ、細心の注意を払いながら右腕の起用を決めている。猛練習で培った無尽蔵のスタミナはまだまだ尽きない。