【カリフォルニア州サンディエゴ15日(日本時間16日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(24)が本拠地エンゼル・スタジアムで打者を立たせて投球練習を行った。ブルペンでウォーミングアップで35球投げてマウンドへ。2回を想定して計33球。15球投げたところで休息し、さらに18球投げた。

 ソーシア監督はパドレス戦前、「どれも良かったみたいだ。打者に対して投げた。強度レベルはグレートだった。引き続き(調整が)順調に進んでくれたらいい」と説明するとこう続けた。

「(傘下マイナー1A)インランド・エンパイアから来た選手が打席に立ったと思う。誰が球を受けたのかも調べてみる。スイングはしなかったが打者が打席に入ったということが重要だ」

 昨夜の敵地での試合後に車で1時間半ほどかけて本拠地まで戻ったのは、球場に設置されている弾道測定器「トラックマン」を活用するためだという。指揮官は「その方がいいと、ビリー・エプラー(GM)が考えたのだろう」と述べた。

 今季中の復帰を目指す大谷は11日(同12日)は捕手を立たせたままで23球投げ、13日(同14日)は敵地で捕手を座らせて33球投げている。順調なようだ。