西武は15日のオリックス戦(メットライフ)で、3発の追撃弾も及ばず3―4と競り負け、2位・日本ハムとのゲーム差は再び5となった。

 前日(14日)は6点差を大逆転したが、辻発彦監督(59)は「そんな毎日毎日ひっくり返せないよ」と敗戦にもサバサバした表情。続けて「誠もビハインドだったけど、先頭打者には打たれたけど、こういうので自信をつけてくれれば」と3―4の9回に4番手として登板した6年目・相内誠投手(24)に触れた。ここ4試合(計5回)連続無失点だが、優勝争いの緊張感の中でこそ、若手育成の意味があるというわけだ。

 一方で、6回4失点で負け投手となった先発の4年目・高橋光成投手(21)には「用心が足りない。基本的に初球から振ってくるバッターに対して不用意すぎる。一発のある打者にホームランを打たれてるのがね。もっと用心して投げないと」と、初回に中島に許した先制2ランについて初球の入り方に苦言を呈した。

「次回先発? 分からない。次は光成と決めてないから。コントロールというところで不安もあるし、自分の思うところに投げられていないし。自分のペースができてから頑張りますじゃ、先発はダメ」と手厳しかった。