大阪桐蔭・根尾と浦和学院・渡辺 DeNA高田GMが「プロでも通用」と太鼓判

2018年08月15日 11時00分

沖学園戦に先発した根尾

【赤坂英一 赤ペン】DeNA・高田GM、吉田スカウト部長が連日甲子園のネット裏で熱視線を注いでいる。13日の最大の興味の的は、沖学園との2回戦で、投手として今大会に初先発した大阪桐蔭の二刀流・根尾昂(3年)だ。

 この日は「5番・投手」でスタメン出場。打撃では自身初の“甲子園1号本塁打”を放ったが、投手としては8回で2本塁打を含む8安打4失点。野手としての評価は高くとも、プロで投手をやるのは厳しいかと思ったら、吉田スカウト部長の評価は逆だった。

「球威、フォーム、コントロールと、投手としても確実に成長している。2年生までは野手投げでしたが、今大会は投手としてのしっかりした投げ方ができるようになりました。いまの根尾なら、投手としても十分に魅力がありますよ」

 ふだん辛口で鳴らす高田GMも「一口に言えば球の質がよくなった。あれならプロでも通用するだろう」と絶賛。

 根尾本人も「投球練習は大会中も毎日やっています。いつでもいけるように準備はしている」と、自分の“投手力”に自信を深めている様子。プロ入りを表明するに当たり、あらかじめ二刀流起用を希望する可能性もある。新人のスカウティングの成功率が高いDeNAだけに、そのへんも抜かりなくリサーチしているようだ。

 もうひとり、高田GMが「プロ並みの球質」と評価しているのが、浦和学院のエース・渡辺勇太朗投手(3年)。初登板だった12日の1回戦は6回3安打無失点と仙台育英打線を寄せつけず。浦学の森監督が「投手としてだけなら大谷(現エンゼルス)に匹敵する素材でしょう」と語っているほどだ。

 吉田スカウト部長の評価も高く「あれだけの長身(190センチ)から力とスピードのある真っすぐを投げられる」のが一番の魅力。加えて「変化球の球種も多彩で、緩急を使った投球もできるから」という。

 ちなみに、渡辺本人も自信満々だ。「真っすぐの最高速度は150キロ以上。変化球はカーブ、緩いスライダー、時々ツーシームも投げます。ここは三振が欲しいという場面では積極的に狙いにいきます」と言うことも大変頼もしい。

 果たして、編成トップの高田GMまで甲子園に足を運んできたDeNAが、渡辺や根尾を獲得できるのか。水面下でのスカウト合戦は、大会の後に本番を迎える。