第100回全国高校野球選手権大会第9日(13日、甲子園)、史上初の2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(北大阪)が沖学園(南福岡)を10―4と圧倒して、3回戦に進出した。

 プロ注目の“二刀流”根尾昂内野手(3年)が投打で大活躍し、勝利に貢献した。「5番・投手」で今夏の甲子園初のマウンドに先発として上がり、8回4失点。打っては1本塁打を含む2安打1打点、4出塁と躍動した。

 それでも自己評価は投打とも50点と辛口で「みんなに助けてもらったような試合。このままでは次の試合では勝てない。今回うまくいかなかったことを反省して修正したい」と気を引き締めた。

 7回に甲子園64打席目で初となる本塁打を、バックスクリーンへ突き刺したが「ちょうどみんなベンチワークをしていたので、見ていなかったと言われました」と苦笑。ほとんどの選手が根尾の記念すべき一打を見逃してしまった。