阪神のドラフト1位右腕・馬場皐輔投手(23=仙台大)が12日のDeNA戦(横浜)に先発し、2回2/3を7安打4失点でプロ初黒星を喫した。

 6月21日のオリックス戦(甲子園)以来となる一軍のマウンド。初回に4番・糸井の先制14号2ランで援護を受けたが、四死球からピンチを招くと逆転を許し降板。試合前には「失投のようなミスをなくして、自分のできるレベルの投球をしたい」と語っていたが制球難で自滅した。プロ初勝利はお預けとなり「追い込んでからの勝負球を決めきれず、粘り負けて打たれてしまった。自分の役目を果たせなかった」と反省しきりだった。

 金本知憲監督(50)は馬場について「次回の登板? 今の状態なら厳しい。何か光るものがあればいいけど、見えなかった」と話し、二軍降格を示唆した。