鷹助っ人ラヘアに「凡退してもいい」の声

2013年02月19日 11時00分

 ソフトバンクの新外国人・ブライアン・ラヘア内野手(30=カブス)は17日の紅白戦では実戦11打席目にして初安打となる右前適時打を放ったものの、当たりとしては今ひとつ。今季の4番候補だけに、そろそろエンジンがかかってきてほしいところだが、意外にもチーム内からは「もっと凡退してもいい」との声が上がっている。

 

 ラヘアが実戦11打席目にして初めてHランプを灯した。紅白戦の8回、一死一、三塁の好機で、2年目の吉本から右前適時打。「最近よくなってきていると思う。今は(米球界で)打ってきた球をミスしている状態。これからバットの芯でとらえるようにしていくよ」と安どの表情を浮かべた。 とはいえ、この安打の前の4打席すべてで得点圏に走者を置きながら、ことごとく凡退。初安打も一塁を守っていた捕手・高谷のまずい守備に助けられたものだった。

 

 昨季メジャー16本塁打の実績を誇る4番候補だけに、早く快音を響かせて安心させてほしいものだが、チーム内からは「焦らなくていい。今のうちにもっと凡退しておけ!」との声があがっている。「これくらい打たないほうがいいんだよ。はっきりいって、オープン戦まではノーヒットでいいくらい。今の時期に活躍する外人にロクなのはいないからね。幸い、今年は投手陣の競争が激しいから、結果は無視して自分の調整をするという投手が少ない。みんな必死に投げてくる。徹底して、やられてくれればいい」(チーム関係者)

 

 昨季のペーニャがいい例だという。ペーニャは飛距離こそ突出したものを見せていたが、大扇風機で日本の投手とのタイミングが全く合わずに、チームメートからも「打てるようになるとは思えない」との声まで出ていたほど。開幕前にも極度のスランプを味わった。

 

 ただ、逆に苦しんだことで秋山監督ら首脳陣の指導に対しても比較的マジメに取り組み、2割8分、21本塁打の好成績をマークした。「今の時期からガンガン打って調子に乗ってもらっても困る。日本の投手の攻め方は米国と大きく違うし、タイミングも取りづらい。じっくりと違いを理解して、対応してくれればいい」(別の関係者)というわけだ。

 

 ネット裏で見守った他球団007も「徐々に自分のスイングができるようになってきている。慣れてこられたら怖い存在」(楽天・安田スコアラー)などと警戒感たっぷり。まずは徹底的に叩きのめされることが活躍の近道か。