巨人・柿沢が契約解除 阿部や坂本勇らの道具盗み中古ブランド買い取り店に売却

2018年07月07日 17時48分

柿沢貴裕外野手

 球界の盟主に、再びグラウンド外の不祥事が発覚した。巨人は7日、柿沢貴裕外野手(23)が同僚選手らの野球用具を盗み出して売却していたとして、契約を解除したと発表した。

 球団によると、現場となったのはファーム施設のジャイアンツ球場だった。柿沢は5月2日から6月21日まで、12回にわたってロッカールームで窃盗行為を繰り返していた。主に一軍人気選手の道具を狙い、阿部や坂本勇らのバットを約40点、菅野や岡本のグラブを二十数点、亀井やマギーらのユニホーム約30点などおよそ110点を勝手に持ち出し、中古ブランド品買い取り専門店に売却。被害総額は100万円近くに上るとみられている。

 選手の一人が、6月下旬に別の選手のユニホームがインターネットオークションに出品されていることに気づいたこと。その後、球団が調査を進めると、ロッカー室に設置された防犯カメラの映像に柿沢の不正行為が映っていた。

 今月に入り、球団が柿沢に対して聴き取りを行ったところ、本人は事実関係を認め「ライバルであり、仲間だと思って一緒にやってきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」と反省の態度を示した。

 チームメートへの裏切り行為に及んでしまった理由について、柿沢は生活の困窮を挙げていたという。2016年12月に楽天からトレードで巨人入りする以前から消費者金融に借金があり、今年に入って結婚。生活環境の変化も影響したそうだが、言い訳にはならない。

 球団は柿沢の行為が統一契約書第17条(模範行為)に違反し、かつ日本プロフェッショナル野球協約第60条の不品行に該当するものであり、統一契約書第26条(1)項に基づき、この日付で契約を解除。今後について、球団は神奈川県警多摩署に盗難被害について相談し、再発防止策としてロッカールームの見回りや、生活費などに関する選手の相談窓口の開設などを検討するとしている。

 何かと不祥事が相次ぐ巨人。球団は「当球団の支配下選手がこのような不正を行い、遺憾に思います」とコメントした。

 柿沢は神村学園から12年のドラフト6位で楽天に入団。巨人でもパンチ力のある打撃を評価されるなど将来性を買われていたが、自ら未来を閉ざしてしまった。