右上腕三頭筋の腱炎で故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手(31)の復帰が当初の予定より遅れることが28日(日本時間29日)、分かった。マドン監督が遠征先のロサンゼルスでのドジャース戦を前に「(リハビリ登板は)うまくいかなかったようだ」と語り、想定していた30日(同7月1日)のメジャー復帰を否定した。

 ダルビッシュは20日(同21日)に実戦形式の投球練習を行い、25日(同26日)に傘下1Aの公式戦でリハビリ登板して5回を3安打1失点、5三振と好投。30日にメジャー復帰する予定だった。

 しかし、この日のブルペンでの投球練習で患部の痛みを訴えた。指揮官は「まだ痛みがあるようだ」と明かし、復帰を遅らせる考えを示した。シカゴ・トリビューン紙(電子版)は「ダルビッシュはシカゴに戻って検査を受ける。彼の感じている不具合やロスした時間などを加味すると、彼が前半戦に帰ってくることはどうやら難しそうだ」と伝えた。