今季途中から中継ぎに転向した阪神・能見篤史投手(39)が28日、プロ通算100勝目を手にした。横浜戦(横浜スタジアム)で同点の8回に連投のマウンドへ。二死一塁で4番・筒香嘉智内野手(26)を内角の直球で三振に仕留め「自分の中で逃げずに、腕を振ることだけを心がけた」と真っ向勝負を制し、1安打無失点で切り抜けた。

 そんなベテランの力投に応えて打線が9回に勝ち越し2勝目(2敗)。阪神の生え抜きでは11人目となる偉業にも「目の前の一戦一戦をしっかりやっていくだけ」ときっぱり。新境地でさらなる活躍を誓った。