ダルビッシュ実戦形式の投球練習で51球「120点くらいで投げられた」

2018年06月21日 10時21分

【イリノイ州シカゴ20日(日本時間21日)発=カルロス山崎通信員】右上腕三頭筋の炎症で10日間の故障者リストに入っているカブスのダルビッシュ有投手(31)が本拠地リグリー・フィールドで、実戦形式の投球練習に登板し、両打ちのイアン・ハップ外野手と、左打者のトミー・ラステラ内野手の2人を相手に51球投げた。

「練習っぽい空気よりかは、なるべく試合に近づけた方がいいと思った」というダルビッシュは、上下ストライプのユニホーム姿でマウンドに上がった。ジメネス捕手のサインに時折、首を振る場面もあったが、テンポ良くストレート、スライダー、カーブ、そしてスプリットを織り交ぜ、1回は打者2人に計13球を投げた。2回は延べ3人に計16球。4分のブレークを挟んで迎えた3回は22球だった。

 圧巻だったのは最後の打者、ラステラの4球目に投じた外角低めのスプリット。急ブレーキがかかったような軌道の魔球だった。ダルビッシュも「あれは良かった」と納得した。捕手の背後で見守っていたマドン監督、エプスタイン球団社長、ホイヤーGM、ヒッキー投手コーチ、デービス打撃コーチらは力強い投球に安堵していた。

 ダルビッシュは「あんまり力感を出さない中で強い球を投げられた。全然、期待していたより、はるかに良かった。ほんとに100点満点、120点くらいで投げられたと思う」と振り返り、スプリットのほかに「スライダーも、自分が納得できる球も投げられたが、基本的には真っすぐが良かった」とうなずいた。「今日良かったからといって、ケアとかできることに手を抜かずに、やれることをやっていきたい」と表情を引き締めた。

 ホイヤーGMは「最後に投げたスプリットの切れは素晴らしかったし、投球のテンポも良かった」と満足気。「まずは明日の状態を確認することになるが、(次のステップとしてマイナーでの)リハビリ登板日を決めることになるだろう。球宴前の復帰? その可能性は高いと思う」と早期復帰に期待を寄せた。