阪神 新助っ人ナバーロに伊勢氏「一発求めちゃダメ」

2018年06月20日 16時30分

金本監督が見守る中、打撃練習をするナバーロ

 阪神が19日のロッテ戦(甲子園)を1―3で落とし、リーグ戦再開前の借金完済に失敗した。前日18日に起こった大阪北部地震の影響で開催が危ぶまれたが、この日朝に阪神側が実施を決定。しかし、打線が9安打しながらも1点に抑えられての敗戦に金本知憲監督(50)は「得点圏でしっかり走者をかえす打撃をしてほしい。そんなに力まないように、楽にと言ったらおかしいが…」と肩を落とした。

 そんな貧打のなか打線の起爆剤として期待されるのが新加入のエフレン・ナバーロ内野手(32=前カブス3A)だ。新助っ人はこの日、甲子園の室内練習場で首脳陣が見守る中、フリー打撃を披露。快音を響かせる姿に金本監督は「日本人みたい。柔らかいし体の使い方もうまい。あとは慣れでしょう」と期待を寄せた。

 ナバーロの打撃には本紙評論家の伊勢孝夫氏も太鼓判を押す。映像で打撃をチェックし「ベルト付近に来る甘いボールはミスなく安打にしている印象。特に速い球に強いので速い直球を苦手にする阪神打線の弱点を埋める存在になるかもしれない」と高く評価する。ただ、活躍するには条件付きだという。

 その一つは“一発を求めないこと”。「明らかに長距離砲ではなくアベレージヒッター。周囲が期待すれば、本人も応えようと無理をして打撃を崩しかねない。一発を求めるのは厳禁」と忠告。さらに、ロサリオの二の舞いを防ぐべく「シーズン途中から活躍するのは至難の業。ナバーロ本人に任せっきりにするのではなく打撃コーチ、スコアラーが徹底的に投手の特徴や配球の傾向などを叩き込まないといけない」と“付きっきり指導”を提言した。

 20日からは二軍に合流するが、状態次第では即一軍の可能性もあるナバーロ。救世主となることはできるのか。