日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(19)の新ニックネーム「チャーハン」が、ついに本人公認となった。イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)が降雨中止となった15日、怪物スラッガーは本紙記者に「(記事を)見ましたよ! も~」と苦笑いしながらも「まあ、いいっすけど。親しみを込めて呼んでいただけるのであれば」と条件付きで了承した。

 本人は“しぶしぶ”だったが、球団側は乗り気だ。すでに恒例となっている本塁打後のパフォーマンス“キヨダンス”に加え、晴れて「チャーハン」が本人公認となったことで、関係者からは「これを機にキヨダンスとチャーハンを合体させてみては」との声まで上がっている。

「レアードのスシポーズや横尾のおにぎりポーズみたいに、ダンスの腰使いにチャーハンを炒める動作を組み合わせればより盛り上がるだろうし、オリジナリティーも出る」と球団関係者。かねて清宮は“キヨダンス”について「あれは二軍限定。上でやったらふざけていると思われる」と一軍での披露に消極的だが、前出関係者は「それは気にしすぎだし、むしろどんどんやって盛り上げるべき」と背中を押す。

 5月28日に二軍落ちしてから、落ち込むことなくセールスポイントである打撃に磨きをかけてきた。イースタン・リーグトップの13本塁打のうち降格後だけで9発。1試合2発も5月29日の西武戦と6月14日の楽天戦で2度。それでも清宮は「絶好調? 全然です。毎日、課題が自分の中である」と気を抜くことはない。

 限局性腹膜炎から出だしこそ遅れたものの、最近は体重も100~101キロの間で落ち着いているという。清宮は「意識して食べるようにしている。これぐらい食べたらこれぐらいになるなとかバランスを考えて」と食事にも気を配りながら日々、成長を続けている。