金本監督の信頼厚かった阪神スコアラー「盗撮逮捕」の言い分と人物像

2018年06月14日 16時30分

山脇光治容疑者

 仙台東署は13日までに、女性のスカート内を盗撮したとして、宮城県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで阪神スコアラーの山脇光治容疑者(55)を逮捕した。

 容疑は12日午後4時15分ごろ、商業施設のエスカレーターで、女性会社員(25)のスカート内をスマホで撮影した疑い。同署などによると、被害者が撮影されているのに気付き、周囲の人が取り押さえたという。

 山脇容疑者は「女性の後ろ姿を撮ろうとしたら、風でスカートがめくれ上がった」と容疑を否認しているというが…。「安井・好川・渡辺法律事務所」の渡辺久弁護士は「宮城県の迷惑防止条例には『卑わいな行為の禁止』という項目があり『下着等を撮影し、又は撮影する目的で写真機、ビデオカメラその他これらに類する機器を向け、若しくは設置すること』を禁じています。『女性の後ろ姿を撮ろうとしたら、スカートがめくれ上がった』との供述は不自然で、そもそも撮影に必然性がありません」と指摘した。

 そんな山脇容疑者とはどんな人物なのか。大阪・浪商高(現大体大浪商高)からドラフト外で1981年に阪神入団。95年まで選手として活動し、引退後は外野守備走塁コーチなどを務め、2016年からスコアラー。過去にトラブルはなく、金本監督からも信頼されていた。

 一軍コーチを務めた2008年以降は、選手晩年の金本監督を周囲が腫れ物に触るような扱い方をするなか「もうフルイニングはいいだろ!」など冗談交じりに接することができる数少ないコーチで、よき相談役となっていた。

 スコアラーへの転身も「投手のクセを盗むのがうまい」と一軍指揮官に就任したばかりの金本監督直々の要請で、球団史上初の動作解析専任スコアラーに就任し、金本政権を支えた。それだけに球団内では「信頼していただけに監督も裏切られたという思いだろう」(球団幹部)と心配する声が上がっている。