阪神が13日の日本ハム戦(札幌ドーム)を7—8で落とし、5割復帰を逃した。

 先発の小野、2番手の尾仲が踏ん張れず、4回の6失点で敗色濃厚になった。ただ、この日行われた阪急阪神ホールディングスの株主総会で得点力不足がやり玉に挙げられた打線が大ハッスル。7回に2点を返すと9回にも2点を追加し、なおも一打同点にまでこぎつけた。最後は原口が空振り三振に倒れあと一歩及ばなかったものの、今季最多の16安打に金本知憲監督(50)は「打線はやっと昨日、今日と殻を破りつつあるのかなと思う。タイムリーが出たことを前向きにとらえたいし、自信にしてほしい」と手応えを口にした。

 スコアラーの山脇光治容疑者(55)が盗撮の現行犯で逮捕される緊急事態に見舞われた中での一戦は勝利とはいかなかったが、ナインは意地をみせた。