エンゼルス・トラウト DL入り大谷を全力サポート宣言

2018年06月11日 16時30分

大谷(左)と談笑するトラウト

【ミネソタ州ミネアポリス10日(日本時間11日)発】右肘靱帯損傷のため10日間の故障者リストに入っているエンゼルスの大谷翔平投手(23)について、チームから新たな発表はなかった。主砲マイク・トラウト外野手(26)は9日(同10日)のツインズ戦前に大谷への思いを明かした。

「彼はチームの中でも大きな存在。彼の離脱は(チームにとって)厳しい。打って、投げてだから、失ったものは2倍になる」

 大谷が降板した6日(同7日)のロイヤルズ戦で、中堅を守っていた主砲は4回に異変を感じたという。先制適時打を許し、その後8球連続でストライクが入らなかった。

「彼が投げた最後のイニングで、何か正しくないことが起こったんだと感じた。それでも彼は『大丈夫』と言っていた。実際に94~95マイル(151~153キロを投げていたしね」

 トラウトはチームを離れアナハイムで調整している大谷について水原通訳と話したことも明かし、「翔平はとても落ち込んでいる。でも、彼はこれから健康を取り戻す。それも試合における重要な一部分だ」。そして「(戦力から)外れるのは厳しいことだ。とにかくポジティブに捉え、治療に努めできる練習を一生懸命にやって戻ってきてほしい。僕たちはもちろん彼をサポートしていく」とエールを送った。

 エプラーGMは「この先3週間は投げない」としており、7月17日(同18日、ワシントン)のオールスター戦に大谷が出場する可能性は極めて低くなった。しかし、トラウトは「出場できなくても、選出された場合は球場へ行った方がいいと思うか?」という質問に「100%」と即答。「経験することはアンビリーバブルなこと。ホームラン競争から、雰囲気、ファン、記念撮影など、あらゆることが素晴らしい経験になる」と参加を勧めた。

 トラウトが日米メディアの取材に対応したのは9日のツインズとのデーゲームが始まるおよそ1時間前。結局、その日のツインズ戦は雨天により4時間遅れでプレーボールとなるのだが、前日にナイターを行っていた選手にとって、貴重な時間だった。トラウトは三塁側ベンチ裏にある室内ケージ前でどの質問にも一つひとつ丁寧に答え、どの言葉にも仲間を思う愛情が込められていた。大谷が勇気付けられたことは間違いない。