阪神は10日のロッテ戦(甲子園)に2―3と逆転負けを喫し、借金2で3位に後退した。

 初回に2点を挙げたが、先発の新人・高橋遥人(22)が「中盤で点を取られる繰り返し。力不足でした」と5回途中3失点とリードを守れず、3敗目を喫した。

 打線は2回以降、初対戦のロッテ先発・ボルシンガーを攻略できず、金本知憲監督(50)は「本当に点が取れない。投手が1点以内に抑えないと勝てない状況がずっと続いている。(各打者が)それぞれ工夫しないと…。コーチがしっかり指示を出すとか、どうにかしないといけない。投手は踏ん張ってるんだから!」。不満の矛先は選手だけでなく、ついに首脳陣にも向けられた。