金本監督は先発陣にハッパも…阪神二軍投手陣は“宝の山”

2018年06月09日 13時00分

雨の前にお手上げポーズの金本監督

 セ・リーグ2位ながら借金2と波に乗り切れない阪神だが、他球団にとって選手層の厚さはうらやましい限りのようだ。

 新助っ人・ロサリオが3日に出場選手登録を抹消され、中継ぎ陣のマテオ、高橋聡、石崎らも二軍で調整中。それでもズルズルと順位が落ちていかないのはメッセンジャー、秋山、小野、岩貞の軸4人に加え、藤浪、新人の高橋遥、才木の3人が登録と抹消を繰り返して残り2枠を埋めるほど先発陣が充実しているからだ。現時点ではチャンスに恵まれていないドラ1ルーキー・馬場を筆頭に岩田や青柳らも虎視眈々と一軍昇格を目指して結果を出し続けている。

 そんななか、二軍でくすぶる選手たちに熱視線を送っているのが、他球団の編成担当者たちだ。「ファームにはチャンスさえあれば上で活躍できる選手が何人もいる。西武に行って勝ちまくっている榎田が好例。層が厚い阪神では働く場所がなくても、先発の駒不足に泣いている球団ならば欲しい人材ばかりだ」(あるパ・リーグ関係者)

 3日の西武戦(メットライフドーム)では開幕前のトレードで放出した榎田大樹投手(31)に7回3失点と好投され、白星を献上する屈辱を味わった。球団側は「投手は何人いても多過ぎるということはない。簡単に出すわけにはいかない」(チーム関係者)と“駆け込みトレード”に消極的だが、他球団にしてみれば“第2の榎田”がゴロゴロしている阪神は宝の山に見えるようだ。

 8日のロッテ戦(甲子園)が雨天中止となり、9~17日まで9連戦になることが確定した。金本知憲監督(50)は「やりたかったね。9連戦になるからリリーフが心配。できるだけ先発に長いイニングをいってもらってリリーフをカバーしてもらいたい」と現有戦力に奮起を促したが、打つ手はいろいろありそうだ。