菅野に完勝で無傷7連勝の菊池 走り込み効果出た

2018年06月09日 13時00分

マウンドで力投する菊池

<西武5-4巨人(8日)>左肩の機能低下から復帰2戦目となった西武先発・菊池雄星(26)は粘り強くコースを突く投球を展開。最速150キロのストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを配し、7回まで危なげなく巨人打線を散発2安打に封じた。

 これで開幕から無傷の7連勝。チームを4連勝に導き、交流戦同率首位に押し上げたエース左腕は「粘り強く投げられましたし、初回に秋山さんが点を取ってくれてその後も小刻みに加点してもらった。特別調子がよかったわけじゃなかったですけど、銀さん(炭谷)にうまくリードしてもらった」と援護してくれた打線と捕手に感謝した。

 2回までは計3四球と制球が定まらなかったが「今日は(体が)突っ込んでいると思っていて、逆に二段(モーション)で(軸足に体重を)ためてうまくいき始めた。4、5回ぐらいから順調にステップを踏んでいると思いました」と高い修正能力も発揮した。

 3回の攻撃で出塁した際には二塁へのスライディングを披露。浅村の適時打でホームも踏んだ。「ひと汗かいて体が軽くなった。(投球に)プラスになったんじゃないかな。長いこと野球をやっているんでスライディングしないと怒られるんじゃないか、という高校時代の習わしみたいのがあって」(菊池)と思わぬ“走り込み効果”にも触れた。

 復調途上ながら復帰から“叩き2戦目”で菅野とのエース対決に完勝。この日発表された球宴投票の途中経過ではパ・リーグ先発部門のトップにも躍り出た。「ファンの皆さんに評価してもらえるというのは選手として一番うれしい。オールスターはまだ考えられる状態ではないけど、もっといい投球を見せていきたい」。所沢移転40周年を迎えた西武悲願のVのためにもエースの完全復活が待たれる。