日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手(19)は8日、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で行われた全体練習に参加。守備、走塁、フリー打撃などの練習で汗を流し、全体練習後は紺田外野守備走塁コーチとマンツーマンで左翼守備練習に取り組んだ。

 清宮は「(左翼は)慣れないポジションで、まだまだ手始め。教えてもらった通りにやったら捕りやすかったり、見やすかったりというのがあった。打球を遠目で見る、あまり反応しすぎないというところですかね。(課題の克服は)70%ぐらいです」と手応えを語った。まずは試合のないこの4日間で最低限の突貫工事を行い、来る一軍昇格に備えたいところだ。

 そんな清宮だが、ここにきて意外なニックネームが浸透しつつある。これまで「キヨ」「キヨッピー」など名前をもじったあだ名がつけられ、この日も高橋バッテリーコーチから「キヨマー! おいキヨマー!」と呼ばれていたが、どれも定着には至っていない。そんな中、若手野手の間でしきりに呼ばれているのが「チャーハン」だ。

“名付け親”の平沼翔太内野手(20)は「由来はもちろん『清宮くんチャーハン』から。いろいろあだ名がついてるけど、最近は『チャーハン』呼びがはやってますね」。本紙でもたびたび取り上げてきた日本ハム寮生御用達の中華料理店「東新軒」の選手応援メニュー「清宮くんチャーハン」がそのまま呼び名になっているという。

 食べ物由来のあだ名といえば、日本ハムでは横尾の「おにぎりくん」が有名。チャーハンの具材としてハムは欠かせず、清宮の「チャーハンくん」は意外にも“適役”かも…。定着するか、注目だ。