
【アナハイム6日(日本時間7日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)が本拠地でのロイヤルズ戦に5勝目を懸けて先発する。ロイヤルズとは投手としては初対決だ。4月15日(同16日)に敵地での先発が予定されていたが、体感気温マイナス8・3度の寒波のため、中止になった。当日はジャッキー・ロビンソン・デーで背番号42での登板が流れ、「良かった、悪かったはない。今日投げたとしても必ず良い経験として自分のものになる」と残念がっていた。
この日はロイヤルズ3連戦の3つ目で、3連勝がかかる。また、16連戦の最後のゲームだ。大谷は中6日で大事なマウンドに上がる。
その大谷は登板直前のクラブハウスでどんな様子なのか。今季4勝(4敗)をマークしている先発右腕ギャレット・リチャーズはこう明かす。「先発投手は登板日に人が変わるよ。より集中する。大体、試合が始まる1時間前くらいから自分のゾーンに入って準備しているかな。翔平も自分のゾーンにロックオンして、(登板前の)ルーティンをこなしてる。正直なところ、彼はいつ見てもその時間を楽しんでるように見えるよ。いつも笑顔だから、打者と投手の大谷に違いを見たことはない気がする」
そして「チームもリラックスしてるからかもしれないけど、彼をシリアスなタイプと感じたことはないかも。もっと時間がたてば、彼も変わっていくのかもしれないけど、今はラッキーガイだよ」と続けた。
大谷はマウンドと打席だけではなく、クラブハウスでもメジャーの常識を超えているようだ。チームは前日の時点で34勝28敗でア・リーグ西地区3位。首位マリナーズとは5ゲーム差だ。首位争いするためには大谷の投打の活躍が欠かせない。