高木監督ナゾの“新助っ人無視”

2013年02月13日 16時00分

 中日・高木守道監督(71)が、エクトル・ルナ内野手(33=前パイレーツ3A)とマット・クラーク内野手(26=前パドレス3A)の新外国人野手2人と一定の距離を置いている。練習後などは食事に連れて行ったりと積極的に面倒を見るなど交流を図っているのだが、グラウンドではまるで別人。2人が打撃練習を行っていても興味を示さずこれまでほとんど見ていないという。

 

 二軍キャンプの読谷球場で行われた初のシート打撃で、クラークはいきなり右翼席に特大の一発。一軍の北谷球場にいた指揮官の耳にも「クラークが打ちました!」との連絡が入ったが「真っすぐが来るってわかれば打つよ」「風に乗ったんじゃないの」とまるでその力も信用しない。これにはチーム関係者も「シート打撃だから真っすぐだけ投げているわけじゃなくミックス。風だって無風だった」と苦笑いだ。

 

 もっとも、高木監督がそこまでするのには意味があった。「“楽しみは後にとっておきたい。だからあえて見ない”って言っていたよ」(球団幹部)。あくまで今キャンプのテーマは若手のレベルアップで、新外国人野手は言うなれば最後の切り札。若手も伸びてなおかつ「こいつらもいる」となれば喜びも倍増となる。老将はそれを願ってルナ&クラークの打棒の綿密チェックを我慢しているのだ。

 

 一方で、いくら練習で抜群でも試合になるとサッパリという助っ人も多いことから期待しすぎて後でショックを受けないための“予防策”にもなる。いずれにせよ、老将が2人を大切な戦力と感じている証しと言えそうだ。