元G戦士 日本ハムでなぜ活躍?

2018年06月01日 16時30分

勝利を喜ぶ大田(左から2人目)ら日本ハムナイン

 日本ハムが31日の巨人戦(東京ドーム)に4―2で勝ち、交流戦2年連続で巨人戦の勝ち越しを決めた。勝利の立役者は7回途中2失点で、2年連続の“恩返し勝利”となる今季3勝目を挙げた先発の村田透(33)。それにしても日本ハムでは、すっかりレギュラーに定着した大田泰示外野手(27)や、防御率0点台の中継ぎ左腕・公文克彦(26)ら、元巨人戦士たちの活躍が目立っている。一体どうしてなのか…。

 先発の村田は2007年の大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。在籍3年で自由契約になり、ほとんどをマイナーで過ごした米球界での6年間を経て、昨季日本ハム入り。初勝利は昨年6月11日の巨人戦(札幌ドーム)。涙の“恩返し勝利”で飾った。

 1年ぶり2度目の古巣対決になったこの日の登板は、初回に1点を先制されたが、2回以降は安定した投球を披露し、巨人打線に的を絞らせない。7回にゲレーロにソロを許し、続く長野に四球を与えたところで降板したが、7回途中4安打2失点の堂々とした内容で、今度はかつての本拠地で“恩返し勝利”をマークした。

 試合後の村田は「(古巣への勝利は)素直にうれしい。数年前では考えられなかったこと。今後も1勝でも多くチームに貢献できるように一戦一戦頑張ります」と笑顔を見せた。巨人時代に上がることもできなかった東京ドームでの先発は「ドラフト1位で苦労して、米国まで行った。本当に苦しかったと思う。ここで勝たせてあげたい」という栗山監督の親心だった。

 チームは現在リーグ2位。好調を支えているのは、村田をはじめとする元巨人戦士たちだ。昨季移籍して現在では不動の2番打者として打率2割5分3厘ながら10本塁打の大田や、大田とともに移籍した公文は今季14試合に登板して防御率0・63で今や左の中継ぎとして欠かせないリリーバーに成長した。公文は「巨人時代は一軍で登板する機会も少なかったので、今は活躍する姿を見せて恩返ししたい気持ちで投げています」と言う。

 村田らの活躍の要因について、高橋憲幸投手コーチは「日本ハムの自由で、のびのびとした雰囲気が合ったのだと思う」。村田も「米国から帰国した際『自分のスタイルのままでいいよ』と言われ、のびのびとやれたのが良かったです」と好調の理由を語る。

 今季は大谷(エンゼルス)の抜けた穴を不安視され、日本ハムの下馬評は決して高くなかった。それでもチーム一丸になって躍進している。中でも元G戦士たちの活躍からは、今後も目が離せない。

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