【カリフォルニア州ロサンゼルス発】エンゼルス・大谷の101・1マイル(約163キロ)ショックから一夜明けた31日(日本時間1日)、米メディアは今季の先発投手最速をたたえた。

 米大リーグ公式サイトは「試合前から、大谷がマウンドに戻ってくると話題だった。彼は期待を裏切らなかった。5回に101・1マイルのファストボールを投げ、自身の今季先発投手の最速記録を更新したのだ」と興奮。二塁打2本を放ち、3打数2安打だったタイガースのカステラノスの「すごい。彼はあんなに若くて、あれだけの武器を持っている。全部は打たせてくれないのは分かっていた。1回は91~93マイル(146~150キロ)だったのに、突然101マイルになる。打者としてはリスペクトするしかない」との言葉を紹介した。

 CBSスポーツ(電子版)は「大谷はセンセーションだ。彼は、野球界の誰よりも強い球を投げるんだ。われわれは、とてもスペシャルなものを目撃している。楽しんでくれ」と絶賛。米ヤフースポーツは「翔平は素晴らしいショーを見せた。彼の基準では、そこまでスペシャルじゃないというところが、またスペシャルだ」と持ち上げた。

 地元紙オレンジ・カウンティー・レジスターは「大谷翔平の力強い先発は、2度の中断とエンゼルスの中継ぎによる2度のひどいイニングで、元に戻された」と、2度の雨天中断による降板を残念がった。