エンゼルスの大谷翔平投手(23)は30日のタイガース戦の登板後、会見を終え、水原通訳とチームバスに向かった。その途中、トラックが1台入れるほどの地下通路のベンチにはタイガースのユニホームやTシャツを着た選手の家族が座っていた。

 すると一人の女性がスマホを手に記念撮影をお願い。大谷は足を止め、笑顔で写真に納まった。タイガースの主砲カブレラの奥さんだった。次にカブレラの背番号24のユニホームを着た女性が横に並んだ。「THANK YOU」という言葉を聞いた大谷はバス乗り場に向かって歩き始めようとしたが、ここで撮影していた父親らしき人物が「オレも」とばかりに声をかけ、写真に納まった。カブレラの奥さんは「かっこいい~。あとで旦那に見せなきゃね」。

 一夜明けた31日、カブレラは「写真? 見ていないけど、家族にとっていい記念になったみたいで良かった」と笑顔で明かした。二刀流は相手チームの家族をも魅了する。