対戦予定のタイガース敵将も大谷に期待

2018年05月29日 16時30分

ベンチで笑顔を見せる大谷(ロイター)

【ミシガン州デトロイト28日(日本時間29日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(23)は敵地でのタイガース戦に出場せず、チームは3―9で敗れた。

 相手先発は左腕ボイドだったが、先発メンバーから外した理由をソーシア監督は試合前、「四球も選んでいるし、強く打っているし、プロセスはとてもいい。ただ、この(トロント―ニューヨークの)遠征で彼は6日連続で(先発)出場している。これは、こっちに来てから初めてのことだ」と説明。代打出場の可能性については「イエス」と明言し、大谷も準備したが、出番はなかった。

 この日は「メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)」のため午後1時10分に試合開始。試合前のフリー打撃は行われなかったが、大谷は水原通訳を相手に右翼付近で遠投を交えたキャッチボールを10分ほど行い、その後はブルペンで投球練習した。

 しかし、予定されていた、ほぼ全力で投げる“フルゴリラ”ではなく、2日前の“タッチ&フィール”の強度を若干上げた程度。フォーシーム、カーブが中心で、スプリットを後半に2球交え、計34球を投げた。

 もっとも、大谷は登板間のルーティンについて「決まったものはないです」と公言しており、自身のチェックポイントがクリアになっていれば先発に支障はない。ブルペンでの投球練習の報告を受けたソーシア監督は試合後、「現時点では彼は、まだ(変更可能な)鉛筆ではあるが、(登板は)水曜(30日=同31日)を予定している。明日には発表できると思う」と語った。

 タイガースのガーデンハイアー監督は、大谷について「彼は、誰もが契約を望んだ素晴らしいアスリート。彼のハイライトをいつも見ているが、見たことのないものを持っているという印象だ。このシリーズは楽しいものになりそうだ」と敵ながら期待を口にした。ただ、大谷が30日の第3戦に先発するなら、登板前日と登板翌日は休養するため、今回の4連戦で打席に立つことはなさそうだ。デトロイトのファンは残念かもしれない。